自己紹介と「情報通信法」

2~3週間前に頼まれて書いた作文です。自己紹介と、身近な政治的な課題についてを、というようなご依頼でした。課題については、「情報通信法」について、ちょっとだけ触れました。

以下原稿↓+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

路上に続くか、インターネット…

 ここ数年、市民活動やってます。取り組んできたテーマは、「アイヌ民族」「独立・代案メディア」「NGO/NPOの運営(経営)」でした。昨年のG8サミットをきっかけに、現在は、「独立・代案メディア」の活動に重点をおいてます。
 「独立・代案メディア」を簡単に説明しますと、マスメディアが提供する「主流」の情報は、(あまり)必要ない、(ほぼ)ボイコットする、という人々が、本当に必要な情報(ローカルの文化だとか、人権問題だとか)を、ライフワーク的に自分自身で発信する活動のこと。マスメディア不振&IT環境が普及した現在、そういうのが活発です…海外では。残念ながら日本ではあまりパッとせず…。

 でも、CNN創設者テッド・ターナーは、こんなこと言ってます。
 「現在のテレビ報道は、一握りの巨大メディアによる寡占状態にある。そもそも報道機関というものは、自らの企業利益にかなうように、特定の話題を大きくとりあげたりとりあげなかったりする危険性を常に持っている。そして、大手メディアが避けたがるようなニュースを報じようとする独立系の報道期間が存在しない場合、この危険性は遥かに大きくなる」(『オルタナティブ・メディア』【大月書店】から引用)

 「一握りの巨大メディアによる寡占状態」にある日本でも、「独立・代案メディア」は大事。今はパッとしてなくても応援しましょう(笑)

 そんなわけで、現政府が2010年の通常国会通過を目標にしている「情報通信法」(仮称)。「独立・代案メディア」にとって、否、日本に住む人すべてにとって、とんでもない方向に向かっています。もともと、小泉内閣の総務大臣・竹中懇において「放送と通信の融合」で議論が開始された(2006年)、おなじみ新自由主義路線。インターネットや電波を使った経済活動を、もっと便利にしていくことが目的(規制緩和して国際競争力をつける、とかそんな話)。同時に、個人のブログなども管理、統制しようと目論んでいた様子。まあ、ブログの件だけは強い反発に合い見送りになりましたが、どこに人々の表現活動への障害になる文言を入れてくるか予断を許せないのです。

 それにしても海外。アメリカ、カナダ、ドイツ、韓国などの放送通信に関する法律では、制定の過程で、言論の自由とか、情報の多様化(マイノリティの情報発信)などが議論され、商業放送=マスメディアへの一定の規制が敷かれ、独立・代案メディアには支援制度が作られたりしています。日本とまったく逆な方向性。この差は一体…。
 人々から政治性を剥奪し、消費活動(買い物)させるために、メディアを活用(または規制)しようとしている日本政府。人々の表現やコミュニケーションは、政治と金儲けにとって邪魔っけというわけで。ぼさっとしてると、近い将来、路上開放!に続き、インターネット開放!みたいなのをしなければならないのか。それはいやだ。きっと多くの人もいやだと思う。

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